この記事では、電動キックボードメーカー「YADEA(ヤディア)」が販売する電動キックボード「 KS6 PRO 」を紹介していきます。
電動キックボードメーカーYADEAの紹介、「KS6 PRO」のスペック、既存商品の「KS5 PRO」との違いなどについても詳しく解説していきます。
電動キックボードメーカー「YADEA(ヤディア)」とは
YADEAは、電動モビリティ業界では世界最大の上場企業で、電動キックボード以外にも多くの電動モビリティを販売しています。
その製品の種類は多岐にわたり、電動バイク、電動自転車、電動キックボード、他にも様々な製品を開発しているチャレンジ精神溢れる企業です。
創業は2021年で、電動モビリティの販売台数は7000万台以上で、販売台数は世界一と業界トップクラスです。
また、製造工場は8拠点、研究開発センターは2拠点と規模を拡大中でもあります。環境に優しいテクノロジー開発に力を入れており、安全で楽しくモビリティが走行できる社会つくりを目指している企業でもあります。
日本では、はしご・脚立など足場関連製品を扱う「長谷川工業」と共同開発を行っています。
建設現場、工場施設などの構内移動の効率化の課題解決を目指したのが、長谷川工業が電動キックボードに参入したきっかけのようです。
「KS6 PRO」の特徴・スペック
電動キックボード「KS6 PRO」について特徴やスペックを紹介していきます。
モデル名 | KS6 PRO |
---|---|
価格 | ¥198,000(税込) |
最高速度 | 20km/h |
最大航続距離 | 60km |
登坂能力 | 15度 |
走行モード | 2モード設定可能(6 km/h, 20 km/h) |
防水レベル | 本体IPX4 |
タイヤ | 10インチ エアーノーパンクタイヤ |
最大荷重 | 110kg |
充電時間 | 5時間 |
製品重量 | 22.0kg |
展開サイズ | 1192 x 520 x 1258 mm |
収納サイズ | 1192 x 520 x 604 mm |
モーター | 定格出力 500W |
最高時速
最高時速は20キロまで出すことができます。
2023年7月の法改正により、免許無しで電動キックボードを利用することができる特定小型原付に分類されるための条件の1つに最高時速があります。
「KS6 PRO」も特定小型原付モデルなので、ルールを守ることで免許不要で乗車することができます。
走行モード(Sモード、ECOモード)
KS6 PROの走行モードは2つあり、SモードとECOモードです。
Sモードは時速20キロまでスピードを出すことができ、ECOモードは時速6キロの低速で走ることができます。
KS6 PROは特定小型原付の電動キックボードであるため、普通自転車歩道通行可の標識がある歩道で時速6km以下走行ができます。
最大航続距離
最大航続距離(1回の充電で走れる距離)は60kmとなっています。他社の電動キックボードと比較しても長距離を走れる仕様となっており、普段乗りから遠出まで安心して使用できます。
登り坂能力
KS6 PROは、パワフルなモーターを利用しているということもあり傾斜角度15度まで対応しています。
一般的に傾斜角度15度は自転車で登ろうとすると結構大変な角度です。しかし、KS6 PROは難なく登ることができ非常にパワフルに作られています。
耐荷重
KS6 PROは約110kgの重さまで耐えることができます。高い耐荷重性能の理由は、製造時に使用されている部品にあります。KS6 PROには高強度アルミフレームが使用されているため、非常に強度が高い仕上がりになっています。
アルミ製はしごメーカーの長谷川工業の技術力が活かされていることが伺えます。
そのため、体格が大きな方でも乗ることができ、幅広い層の方々が利用することができます。
充電時間
KS6 PROの充電時間は約5時間です。前作商品のKS5 PROは約7.5時間の充電時間が必要でしたが、KS6 PROは大幅に充電時間が短縮されました。
充電時間は短縮されましたが、最高時速の制御、登坂能力、ライト性能、など様々な面で前作の「KS6 PRO」に劣らないパフォーマンスを実現しています。
折り畳み式で持ち運びも楽ちん!
折り畳み式で持ち運びが便利な点も扱いやすいポイントです。
折り畳む際には、ロックを解除しレバーを引いて折り畳み用フックに引っ掻けるだけの3ステップなため、非常に簡単に折り畳むことができます。
お出かけの際に車に乗せて持ち運ぶこともできるので、移動の幅も大幅に広がります。
「KS6 PRO」と「KS5 PRO」との比較
今回新発売された「KS6 PRO」と、前作の「KS5 PRO」とではどういった点が変わったのか見ていきましょう。
電動キックボードの分類
「KS6 PRO」は特定小型原動機付自転車、「KS5 PRO」は原付一種(いわゆる原チャリ、原付バイク)に分類されます。
そのため、「KS6 PRO」は16歳以上であれば免許不要で公道を走行することができますが、「KS5 PRO」は運転免許がないと行動での走行ができません。
最高時速・走行モード
「KS5 PRO」と「KS6 PRO」とでは、走行モード毎の最高時速が少し違います。
「KS5 PRO」は原付一種扱いのため、最高時速30kmまで出すことができます。他にも3つの走行モードがあり、ECOモード、ドライブモード、スポーツモードの走行モードがあります。それぞれ最高時速が6km(ECOモード)、15km(ドライブモード)、30km(スポーツモード)となっています。
対して「KS6 PRO」は、特定小型原付に分類されるため最高時速20kmまでとなっており、「KS5 PRO」に比べるとスピードは出ません。走行モードは2種類です。Sモード最高時速20km、ECOモード最高時速6kmとなっています。
展開サイズ
「KS5 PRO」「KS6 PRO」共に、折りたたまれている状態から展開して利用することができます。
「KS5 PRO」の展開サイズは1225 x 485 x 1250 mmです。
「KS6 PRO」の展開サイズは、1192 x 520 x 1258 mmとなっています。
そこまで大きな変化はありませんが、横幅が若干「KS6 PRO」の方が広く作られており、余裕をもって乗ることができます。
重量
次に重さの比較です。「KS5 PRO」の重量は23.0kg、「KS6 PRO」の重量は22.0kgとなっています。
「KS6 PRO」の方が少し軽量化されており、持ち運びの際などに運搬がしやすくなっています。
充電時間
最後に充電時間の比較です。「KS5 PRO」の充電時間が7.5時間必要なのに対して、「KS6 PRO」は5時間で満充電にすることができるので、従来製品よりも充電時間が大幅に改善されています。
まとめ
「 KS6 PRO 」は特定小型原付対応の機種となっているため、16歳以上であれば免許不要で公道を走行することができます。
価格は¥198,000(税込)と他の特定小型原付の電動キックボードと比べると高めですが、スペックは申し分ないかと思います。
故障時の修理も兵庫県の工場で対応できる点も安心ポイントです。アフターフォローも整っているため、安心できる機種を探している人におすすめです。