車やバイクよりも簡単・お手軽に乗ることのできることで人気の電動キックボード。
そんな電動キックボードですが、実はナンバープレートを装備しないと公道を走行することができません。ではどのようにしてナンバープレートを取得すればいいのでしょうか?
この記事では下記のような方の疑問や不安を、解決していきます。
- はじめて電動キックボードを購入した
- 公道を走りたいけどナンバープレートはどうやって取得するの?
意外と知らないナンバープレートの取り付けの注意点も解説しているので気になる方は最後まで読んでみてください。
ナンバープレートなしでは公道は走れない
冒頭でも話しましたが、電動キックボードはナンバープレートを取り付けないと公道では走行できません。
他にも運転免許を受けずに走行することは出来ず、道路においては車道の通行、ヘルメットの着用など原動機付自転車として道路交通法を遵守する必要があります。
違反した場合は罰則:3年以下の懲役又は50万円以下の罰金がかせられます。
街中でよくナンバーをつけていない、ヘルメットをかぶっていないという声をよく聞きますが違法な車両、違法行為になるので注意しましょう。
ナンバー取得前に確認すべきこと
ナンバープレート取得前に確認するべきことが3つあります。
- 自動車免許を持っているか(特定小型原付であれば運転免許不要)
- 自賠責保険に加入しているか
- 公道で走る為に必要な保安部品が装備されているか。
この3つをまず確認しましょう。
電動キックボードの扱いは原付と同じ枠組みとなります。そのため運転免許証や自賠責保険への加入が必要となり、違反や事故を起こした時には懲役や罰金、多額の賠償金が発生することもあるので、必ず確認しておきましょう。
また、大切な確認事項がもう一つ。公道を走行する為の「保安部品」が装備されているかも確認が必要です。保安部品とはブレーキやスピードメーターなど、安全を確保する為に法令で義務付けられている部品のことです(全11部品)。
公道で電動キックボードを使用する場合は、購入する前に保安部品が装備されているかどうか確認しましょう。詳しくは下記の記事で解説しています。
ナンバープレート取得に必要なものは4つ
※まずは上の動画を見てイメージを掴んでみてください。
ナンバープレートを取得する前に必要なものを揃えておきましょう。事前に揃えておくとスムーズにナンバープレートを取得することができます。
ナンバープレート取得に必要なものは下記の4つ。
- 本人確認書類
- 軽自動車税申告書兼標識交付申請書
- 印鑑
- 原動機付自転車販売証明書
自動車や原付を購入したことがない人には、複雑でわかりにくいと思います。そこで、1つずつ詳しく解説していきます。
本人確認書類は運転免許証があればOK
ナンバープレート取得時に必要な本人確認書類は、運転免許証があれば問題ありません。
まだ運転免許を持っていない場合でも安心してください。
運転免許証以外には、
- マイナンバーカード
- パスポート
- 医療保険証
- 年金手帳
など現在の住まいの住所が記載されているものなら本人確認書類として使用することも可能です。しかし運転免許証がないと、電動キックボードで走行することはできないので注意しましょう。
軽自動車税申告書兼標識交付申請書
軽自動車税申告書兼標識交付申請書は、原付や電動キックボードなどの新規登録や変更を申告をするために必要な書類です。
インターネットでダウンロードが可能なので事前に印刷し記入しておきましょう。
記入例は下記を参考にしてください。
江戸川区の申請書を例にしています。各市町村役場によって書式が違うこともあるので、事前に確認してください。
各市町村役場でも用紙をもらうことはできるので、ダウンロード方法がわからない、書き方がわからない方は各市町村役場に確認してみましょう。
印鑑は実印を持っていこう
印鑑は朱肉を使用する実印であれば問題ありません。実印とは市町村に登録した印鑑のことです。実印がない場合は銀行に登録している銀行印でもかまいません。スタンプのように押せるシャチハタは使用できないので注意が必要です。
原動機付自転車販売証明書
証明書は電動キックボードを購入した際に取得している書類です。
公道を走行できるモデルなのかを確認するために必要な書類なので、紛失しないように注意しましょう。ネットで購入したから証明書がないという方も購入画面で次のことが分かれば手続きができます。
- 車名
- 車台番号
- 総排気量
- 購入年月日
- 販売車名
上記のことがわかる購入画面や、契約画面を印刷し手続きしましょう。販売証明書には特に記入したりする必要はなく、そのまま市役所へ提出すれば手続きできます。
原動機付自転車販売証明書は購入した際に取得しているか、インターネット購入時の契約画面を印刷し準備しておきましょう。
ナンバー取得は各市町村役場へ行くだけ!
準備ができたら各市町村役場へナンバー取得に必要な物を提出するだけです。
もう一度必要な物をおさらいしておくと
- 本人確認書類
- 軽自動車税申告書兼標識交付申請書
- 印鑑
- 原動機付自転車販売証明書
この4つが必要になります。
また、ナンバープレート取得には費用はかからず無料で取得できます。そして、手続きが完了するとその日のうちにナンバープレートと標識交付書が渡されます。
標識交付書は車検証のような物で、
- 盗難にあった時
- 名義変更するとき
- 住所が変わるとき
- 自賠責保険に加入するとき
このようなタイミングで使用しますので大切に保管しておきましょう。
これでナンバープレートの取得は完了です。
電動キックボードの希望ナンバーは取得できない
車では希望ナンバー制という自身が希望する4桁の数字を選べる制度があります。誕生日や縁起のいい数字、ゴロ合わせなどさまざまなナンバーを設定することができる制度です。
ですが残念なことに、電動キックボードのナンバープレートには希望ナンバー制は適応されません。現在対象は普通自動車と軽自動車のみとなっており、バイクや電動キックボードは対象外です。
バイクや電動キックボードに希望ナンバー制が適用されない理由としては、バイクや電動キックボードの保有台数が車に比べ少なすぎるため導入する費用と手間が、有用性とバランスが取れず、制度を維持できなくなってしまうからです。
記念日やロゴ合わせなど希望ナンバーにしようとしていた方は残念ですが、電動キックボードでは対象外となるので注意しましょう。
ナンバープレートを取り付けよう
ナンバープレートを取得したら電動キックボードに取り付けましょう。
ですが、ナンバープレートの取り付けには決まりがあるので注意が必要です。
出典:国土交通省
ナンバープレートの角度や装飾についても細かく決められています。そのため、見た目がダサいからと角度の変更や装飾を行うと違反となり、違反(2点)50万円以下の罰金が科せられてしまいます。
違反にならないよう、角度や装飾にも気を付けナンバープレートを取り付けましょう。
まとめ:ルールを守って公道を走ろう
ナンバープレートを取り付け自賠責保険への加入などルールを守れば、公道を気兼ねなく走行することができます。
個人で取り付けたナンバープレートは、走っているうちに外れる可能もあります。
ナンバープレートが外れないか、ボルトの緩みがないか定期的に確認するようにしましょう。
SNSやネットでは、ナンバープレートを取り付けずに走行している情報をよく目にします。
公道を走行する場合は必ずナンバープレートを取り付け、ヘルメットや保安部品など決められたルールを守り、安心して楽しく走行しましょう。
電動キックボードアマゾンで購入したんですが販売証明書がなくって、アマゾンから販売証明書のデータメールで来てくれたのに古い携帯が壊れて見られなくなってしまった。今は新しい携帯使っているんですけど、どうしたら販売証明書手に入れることできますか?教えて下さい。
浅野大樹さん
コメントありがとうございます。
Amazonのカスタマーサポートもしくは電動キックボードの販売者へ問い合わせを入れてみてください。