電動キックボードの選び方のポイントを解説!購入前にチェックしたい5つの項目

「電動キックボードと一概に言っても、種類が多くありすぎてどれを買えばいいかわからない…」そういう方も多いのではないでしょうか?

本記事では電動キックボードの選び方のポイントを5つに絞って紹介していきます。

電動キックボード選び方のポイント

電動キックボードを選ぶ際にチェックしておきたいポイント5つを解説していきます。

電動キックボードの選び方
  1. 公道走行が可能かどうか
  2. スペック
  3. 購入後のアフターサポート
  4. 利用シーン
  5. 価格

公道走行が可能かどうか

電動キックボードを公道で使わずに広い公園や私有地で電動キックボードを楽しみたい!方であれば、どの機種を選んでも問題ありません。

しかし、街中や公道に出て電動キックボードを使用するというのであれば、必ず保安装置が整備されているなど安全基準をしっかり満たしている電動キックボードを選ぶ必要があります。

なぜなら、電動キックボードは原動機付自転車(原付バイク)と同じく「車両」として分類されるため、法律で定められた装備が搭載されている必要があるからです。

必要な保安装置とは具体的に、写鏡、前照灯、警音器、制動装置(ブレーキ)、方向指示器・速度計、尾灯・制動灯、後部反射器・番号灯です。

最高時速が20km/hの場合は省略できる保安装置もありますが、基本的には前述のものが付与されていなければなりません。

必要なものがついていないと道路交通法違反となり懲役や罰金となります。

ただ、ここに挙げたものを一つ一つ自分でチェックするのは大変だと思います。あらかじめ「公道走行可能」と表記されている電動キックボードを選んで買うのが一番無難です。

スペック

やはり電動キックボードは日頃の移動で使う乗り物なので、少しでも快適に乗りたいですよね。ただ、メーカーカタログを見てみると多くの項目のスペックがずらりと並んでいて分かりづらいです。

その中から最低限見ておいたほうがいいスペックをピックアップして説明します。

航続距離

航続距離とは「一回の充電でどれくらいの距離を走行できるか」ということです。

何回も充電したり、移動途中でバッテリー切れになってしまうのは嫌ですよね。

運転中の電池の使い方や乗っている人の体重などで走行距離は変わってしまいますが、なるべく航続距離は長いものがいいです。

目安としては、航続距離30km以上は欲しいところですが、自身の使い方によって何kmあればよいか考慮して購入するのがおすすめです。

ただ、航続距離が長いものはその分バッテリーも重くなってしまうため、持ち運ぶことが多い方は想定される一日の想定走行距離+3割程度の航続距離を目安に選ぶと安心して使えます。

モータ出力(パワー)

モーターの出力は〇〇Wあるいは〇〇kWという形でワット単位で示されています。この数字が大きい方が、パワーのあるモーターということになります。

パワーがあるモーターを積んでいた方が、スピードも出て加速も良いです。

一方、パワーがあると本体重量が重く価格も高くなり、航続距離も短くなる傾向があるため見極めは必要です。

ただ、公道を走行するには最低でも400Wは欲しいところです。

上限については原動機付自転車(第一種原動機付自転車)は定格出力が600W以下という制限がかかっています。

600Wを超えると「普通自動二輪車」扱いとなり、原付免許では運転できないので注意してください。

定格出力 600w(0.60kw)以下 600w(0.60kw)を超える
車種 第一種原動機付自転車 普通自動二輪車(第二種原動機付自転車)
必要な免許 原付 普通自動二輪

最高速度

モータの出力に通ずるところはありますが、やはり公道を走るにはある程度のスピードが出たほうが周りの車両の流れに乗れるためよいです。

ただ基本的に原動機付自転車の制限速度は30km/hなのでそんなに高速スピードが出るものは必要ありません。

しかし、あまりにも最高速度が低いものだと坂道を走行する際の速度がぐんと下がってしまいます。

ある程度の速度を保ったまま坂道を走行することを考えると、最高40km/hのポテンシャルがある物を選んだほうがよいでしょう。

また、電動キックボードで走行できるのは車道のみで、歩道を走行できるわけではないのであまりにも低速だと運転する際逆に怖いと思います。

ブレーキ

ブレーキは安全性にかかわる所なので是非チェックしておきたいポイントです。

電動キックボードのブレーキは、前輪用のフロントブレーキと後輪用のリアブレーキの2種類あります。

種類によってはリアブレーキのみというモデルもありますが、リアブレーキだけでは急なブレーキに対して滑って転倒する危険がありますし公道走行では使用できません。

そのため、フロントブレーキとリアブレーキの前後両方にブレーキがついている物がよいでしょう。

また、リアブレーキは大型バイクにも使われる「ディスクブレーキ」というブレーキ力の高い方式が使われているものをおすすめします。

購入後のアフターサポート

公道を走る乗り物として、そして自らの命を預けている乗り物として、日常のメンテナンスや管理はユーザーが責任を持って行う必要があります。

どんな機械にも言えることですが、メンテナンスや管理を怠るとすぐに壊れてしまいますし、整備不良の乗り物に乗るのは怖いですよね。

でも、自分で定期的に整備や修理するのは大変ですよね。自分では整備・修理できないからといって、バイク屋や自転車屋、量販店などでは修理の受付をしてもらえることは、今のところほとんどありません。

そこで、購入時にアフターサポートがついている物を選ぶのがおすすめです。

万が一壊れた場合でも、メーカーで直してくれるとなれば安心です。

利用シーン

通勤や通学などのラストワンマイルを解決するために利用し、電車に持ち運んだり手で持って歩くという場合は、折り畳みのタイプがよいでしょう。

折り畳んで専用バッグに収納することができれば、持ち運びも簡単です。

また、持ち運びを前提として使い方をするなら、電動キックボードの重量はなるべく軽いほうが持ち運びにはよいです。

負担なく運べる重さは大体5kgまでが限界です。ただ、あまりにも軽いものはバッテリー容量が少なく、スペックが落ちるのでバランスを見ながら選びましょう。

電動キックボードの持ち運びバッグにはタイヤの付いたキャリーケース型のものもあるので、タイヤ付きケースを使用して持ち運ぶのも一つの手です。

あまり持ち運んだりしない方でも、保管のしやすさやいざという時を考えると折り畳みが可能なタイプの方がオススメです。

価格

公道走行が可能な電動キックボードの価格相場は大体50,000円~200,000円。

安価なものから高価なものまで幅広くあります。

基本的に上記で説明した①~③までのポイントでスペックが高ければ高いほど値段は高くなってしまいます。

そのため電動キックボードを選ぶ際にどこを重視するのか、逆に妥協できるかを考えて購入機種を選択するのがおすすめです。

まとめ:自分の使い方にあった電動キックボードを選ぼう

電動キックボードを選ぶ際は、公道走行できるかスペック価格等を考慮して自分にあった電動キックボードを選ぶことで購入後に後悔する可能性が少なくなります。

公道で使えるおすすめの電動キックボードは下記の記事で紹介しているので、ぜひ購入の参考にしてみてください。

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